<会長からのメッセージ>
リチャード校とは良い関係を続けてまいりましたがここに至って学校側の今後の方針に変化が現れてまいりました。詳しくは役員会より報告させていただきます。
只今、来年度の役員を大募集中です、任期は2年です興味のある方はどしどし応募してください。
後援会会長 大沢 誠
<校長からのメッセージ>
2月3日に授業参観を行いました。お子様のクラスを見たりほかの学年のクラスを見たりしていただきました。何人かの保護者の方から「それぞれの学級にはいろいろな日本語のバックグランドの生徒がいるのですね。想像していた以上に各学級がとてもユニークだというのが分かりました。どのクラスも生徒を見たうえでそのクラスに入っている生徒が一番よく勉強できる体制になっていることを感じました。」という感想を頂きました。参観日にそういう学校の事情と各学年がそれぞれユニークだということを知っていただいたのはとてもよかったと思いました。
4月からまた新学期が始まるので、学年編成や担任を考えています。生徒一人一人の日本語の上達に必要なことが何かを考えて、そういう違ったニードがある生徒が何人か集まって1学級になったとき、どう指導したら一番よいのか、どの先生が適しているのかなど、いろいろなことを考慮して学級編成や担任を決めます。
3月は弁論大会(10日)、体験入学と体験入園 (17日)、終了式と作品集の発行(24日)など行事が続きます。そして一年のまとめの月です。もう1がんばりです、先生と一緒に生徒をはげましましょう。
Richard
Secord校の図書で授業をしているため、1月から私たちの図書に行かれる時間を制限したため皆様にご不自由をかけていますが、お陰さまで生徒は静かな環境で勉強が出来るようになりました。しばらくこの体制を続けたいと思いますが、何かとても困るようなことがありましたらお知らせください。他の工夫を考えます。
校長 大木 早苗
<役員会より>
ヘリテージ祭の日本語学校代表が決まりました。メーガンさんとジョスリンさんです。ヘリテージ担当役員として学校のヘリテージ祭参加をリードしていただきます。みんなで応援しましょう。
リチャード校の借用に関してのお知らせです。今後の進展をスクールニュース等にてお知らせいたしますのでご注意下さい。現在わかっていることは、
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リチャード校では本年9月よりCOGITOという教育プログラムを導入すべく準備を始める。4月から新しいクラスの準備をスタートする予定。
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この新しいプログラムで新たに5教室必要となるため、現在日本語学校が借用している教室を9月から共有したい。
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日本語学校の図書室を教室として利用するので南にある新しい場所へ移転してほしい。
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来年9月から本格的にCOGITOプログラムへ移行するため日本語学校の図書室への場所提供が出来なくなる可能性有り。
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将来的には14クラス設けたい意向。
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校長先生としては今の日本語学校と教室を共有することに関しては問題ないと思うが各クラスの先生に問い合わせてみる。
時間的にはまだ余裕がありますので役員会としては早い時期での新しい学校への移転も見据えて対処していきたいと考えております。
後援会会長 大沢 誠
<弁論大会のお知らせ>
今年も高学年生による校内弁論大会が行われます。小5,中1,中3の10名の参加者は、日頃真剣に考えていること、強く感じていることなどを自分の意見として発表します。それぞれにユニークな主張を聞くことができますので、たくさんの保護者の方にお集まりいただきたいと思います。どうぞお出かけください。
時:3月10日(金)7:30~8:40pm
所:学校理科室(小3の教室)
弁論大会担当教師、校長
<サマーキャンプのお知らせ>
日本語学校ではこの夏初の試みとして、子どもたちの日本語サマーキャンプを企画中です。教室や家庭では難しい体験学習を軸に、楽しい学習の機会を子どもたちに与えることが目的です。
期間: 8月14日(月)- 8月17日(木)
場所: 日系人会館
対象: 小学3年生以上6年生以下
詳細は追ってお知らせいたしますので、お楽しみに。
サマーキャンプ担当役員 フェドロー 美恵子
<3月の当番>
<当番の割り当てについて>
2005年度の当番割り当て表を掲載しましたのでご覧ください。現在33家族で当番を回しています。表を見て、納得していただいたかと思いますが、公平に当番をしていただいています。教師、図書、事務をしている父母は役員会の規定で当番を免除されています。ご了承ください。当番表の作成は事務係のダンウオルドがあたっていますので、質問や疑問があったらお知らせください。この表は2006年度へ引き継がれます。
毎週金曜日の日本語学校は皆様のお蔭でつつがなく運営されています。これからもニュースレターをきちんと読み、自分の当番の日を確認するようにしましょう。当番にあたっている方がうっかり忘れるようなことがあれば、その週の学校運営に支障をきたし、他の方にも迷惑をかけることになります。ご協力宜しくお願いします。
事務係 ダンウオルド 節子
<特集-大木先生のメッセージ>
学校へのおくりもの-2
大木 早苗
創立してから10年目までぐらいの間、学校では今は想像が出来ないようなこともしていました。私は複複式の授業をしたことがあります。なぜかというと年齢別の学級編成をしてほしいという希望があったからです。同じ年齢の生徒を一クラスにすると日本語力の差がありました。年齢が大きいクラスほど学力差があり小学高学年では大変でした。算数や数学も教えました。日本語に劣等感がある生徒でも算数ならよく出来るから自信につながるだろうという考えからです。大人向けの入門クラスもありました。子供の入門クラスは1学期も続きませんでした。生徒のいたずらがひどくて借りている学校を変えなければならないこともありました。
ご想像になれましたか、2つ目のおくりものを。それは安定した教育目標とそれを実行していく力がある教師会です。どちらもいろいろな試行錯誤からの経験を皆でよく考えて作り上げてきたものです。私一人のものではありませんが、次の世代へ学校をつないでいくための大事な要素だと思います。時々思うのは、創立のころ、それは駄目だとか、無理だとか、効果がないとか、言ってくれる人がいたら、回り道をしないでより効果的な教育が出来たのにということです。将来学校の方針は変わることがあるだろうと思いますが、いつでも安定した教育目標の元に学習が進めていけるようにお考えください。このごろはたくさんの日本語教育に関した研究書も出ています。よく調べることによって、あまり試行錯誤をしなくてもよい結論が出せると思います。
そして今の教師会のメンバーはお互いに理解しあっていつも生徒のことを考えすばらしい先生方です。この教師会を4月へとおおくりできるのはとっても嬉しいです。
スクールニュース校正 大木早苗
編集 フェドロー 美恵子
英訳 マクレーン テリー