<会長からのメッセージ>
夏休み中のヘリテージ祭へのボランティアのご協力有り難うございました。リーダーのスコットさんのもと天候にも恵まれ大盛況に終わることが出来ました。会計集計結果が出次第売り上げの報告ができると思います。今年度のヘリテージ祭への参加方法、進め方に関して一部のご意見を聞き及んでおります。反省点をふまえて来年度のヘリテージ祭への日本語学校としての方針を次回役員会にて取り上げますので皆様のご意見、感想等を役員までお願いいたします。
学年父母会を今月より始めました。貴重なコミュニケーションの機会と考えておりますのでできる限り参加するようにしてください。
後援会会長 大沢 誠
<校長からのメッセージ>
9月に久しぶりに生徒の皆さんと会って、夏休みの間にみんな急に背が高くなったのにびっくりしました。9日には4年生の教室で夏休みの話を楽しくしましたが、背が伸びたのと同じように日本語力ものびたようで保護者の皆様の努力をうれしく思いました。
夏休み中、ポート オブ サクラメント補習校で補習校の先生を対象にした研修会がありました。これは毎年北米大陸北西部地区の補習校が持ち回りで世話をしている研修会で、今年は中野先生と岡本先生が参加しました。9月の教師会のときに研修を受けた内容について報告がありました。
学校が始まって9月16日と23日に学年会を行いました。大場真人さんと私の二人で全学年の皆様にお目にかかり学校の近況をお伝えしたりご意見を伺ったり30分ずつと短い時間でしたが、とても有意義な時間でした。詳細は役員会からの報告をごらんください。
1.
2年生の学級編成 変更
4年生の高橋先生が6月で退職したので教師募集後面接をしたところお二人の素敵な先生が見つかりました。それで、欠員は4年生だけでしたが人数が多い2年生に一人先生を加えて二人の先生で教えていただくことになりました。どのような学級編成にするかいろいろ検討した結果、授業の前半は11人の生徒みんなと二人の先生と一緒にTeam Teaching方式で勉強をし、後半は5人と6人に別れて小さい学級で勉強をすることにしました。Team
Teachingというのは複数の先生が協力しながら一クラスの勉強を指導するやり方で、今日本でもカナダでも新しい指導法として導入されつつあります。私たちの学校でも10人以上の生徒の学年も出てくるので、今から対応の方法を試みたいと思います。この編成で何か不都合なことが見えたときはすぐに見なおす体制もとっています。10月の教師会で1回目の検討をします。
2.
新しい先生の紹介
素敵な二人の先生は4年担当の島田圭規(たまき)先生と2年担当の田端裕美先生です。島田先生は日本では教育が専門で、エドモントンに来てからアルバータ大学で勉強を続けています。田端先生も教えることが大好きで、いろいろ工夫をして生徒と楽しく勉強をしたいと張り切っています。新しい先生方は私たちの学校には不慣れなこともあるかと思います。ベテランの保護者の皆様、どうぞ気がついたことなどありましたら率直に先生方にでも私にでもお伝えください。
3.
編入生の紹介
9月から年中組みにスワロー・アレックくん、年長組みに増田りんたろうくん、2年生にウォン・ケビンくんと高橋結(ゆい)さんが編入しました。保護者の方々もエドモントン生活は初めてです。お知り合いになってよいお友達になりましょう。
学校の使い方ついていくつか確認いたします。
1.
学校は9時までしか借りていません。授業が終わったら速やかに8時55分までに校舎を出てください。生徒の送迎も遅くならないように、万一のときは是非ご連絡ください。
2.
通用門は東側の出入り口だけです。防犯の意味がありますので、西側の入り口は使えません。東側も絶対に開け放しにしないで、いつも閉めて置いてください。
3.
カナダの学校では、廊下は静かに歩くことになっています。よく廊下を走ったり廊下で大きな声を出して騒いだりしている生徒を見受けます。体育館で遊ぶように指導してください。
4.
図書室の隣で授業をしています。図書で不必要な
話はしないで、連絡や事務はスタッフルームを使
ってください。みんなで気をつけて気持ちよく校
舎を借りられるようにお願いいたします。
校長 大木 早苗
<役員より>
1. 学芸会
昨年同様に学芸会の準備は各学年の父兄に各々の学年の担当をお願いすることとなりますのでご協力お願いいたします。詳細は担当役員のほうから後ほど説明いたします。
2.
教師職務規定見直し
現行の教師職務規定見直し作業を始めます。理由は主に教師職務規定が現状にあっているか、父兄の求めるものと釣り合っているのかの確認のためです。来年2月をめどに小委員会で修正案を作成したいと思いますので会員の方で興味のある方は大場または大沢までお願いいたします。
後援会会長 大沢 誠
3.学年会の報告
学年代表が下記の皆さんに決まりました。 学芸会に向けてよろしくお願いいたします。
年中 阿部さん
年長 川本さん、伊藤さん
小学1年 清水さん
小学2年 渡辺さん、ジャクソンさん
小学3年 開出さん
小学4年 金さん
小学5年 マクレーンさん
中学1年 未定
中学3年 ラムジーさん
今回の学年会では、補習校をさらに魅力あるものにするために、皆さんの意見をたくさん頂きました。 幾つかの提案をご紹介しますと、(1)習字・そろばんなどの日本の伝統文化の学習、(2)ご褒美の充実(学年末にご褒美を上げるのではなく、短期間での目標を定め、それを達成した子供たちに報いてヤル気を引き出す。ご褒美は高価なものである必要はなくシールなど集められるものが良い)、(3)遠足の企画(ドラムへラー、きのこ狩り、日本食を作るキャンプ、バード・ウォッチング)、(4)修学旅行(中学生まで頑張れた子供が日本でホーム・ステイする)などです。これからの役員会や教師会で検討していきたいと思います。ありがとうございました。
後援会副会長 大場 真人
<2学期の行事>
1.
教師と役員合同ミーティング
9月の教師会は役員会と合同で行いました。教師は学校に来ると生徒の指導があるので、なかなか役員の方と意見を交換する機会がありません。2学期は特に学芸会の用意のためにみんなで協力して活動をするので、計画などを一緒にお話しました。
2.
日本から巡回指導の先生お迎え
23日に号外でお伝えしたように30日に日本から巡回指導の先生方がみえます。教師は昼間に研修会をしますが保護者との懇談会は7時30分から8時30分です。詳しくは号外をご覧ください。また模範授業の間、生徒の世話をする保護者の皆様ありがとうございます。
3.
作品集の発行
10月末に学級単位の作品集を発行します。夏休みの
作文を中心に授業中に作った詩やお話などを載せま
す。
4.
授業日の変更
今年のRemembrance Day、11月11日は金曜日になるので、10日(木)に繰り上げて授業をします。
5.
学芸会
学芸会は11月26日(土)です。学年会のときに学年代表の連絡係も決めていただきました。教師会からは常田先生が学芸会専門に世話をいたします。
6.
個人面談
12月に個人面談を行い、一人一人の勉強についてご相談します。日時は12月になってから担任からお知らせします。
校長 大木 早苗
<10・11月の当番>
<コーラスグループ参加者募集>
学芸会の余興として、父兄有志グループのコーラスを考えています。興味のある方は、学芸会役員担当元田までご連絡ください。
学芸会担当役員 元田 幸子
<父母のコーナー>
小林麗さんご一家はご主人のお仕事の関係で6ヶ月間東京の国立に滞在されることになりました。二人の娘さん、宇奈ちゃんと真矢ちゃんはそれぞれ現地の学校、幼稚園に通われています。今月から3回に渡って、
小林さんから「国立だより」をいただくことになりました。
「国立だより」その1 小林麗
エドモントンの皆さま、いかがお過ごしですか。東京もようやく残暑を迎え、台風が一つ通り過ぎていく度に、爽やかさを増していきます。日本に来てからはや2ヶ月半、慌しくも楽しい毎日でした。今回は「日本で暮らす」をテーマに、東京に居を移してから生活がある程度落ち着くまでの初めの1~2ヶ月の我が家の様子を中心にお話しさせていただこうと思います。
日本で生活を始めるにあたって、心配していたことの一つは、日本の住居の狭さでした。エドモントンの家の何分の一の面積しかない日本のアパートで、子供に毎日こぜりあいされたらたまらないなぁと思っていたのですが、幸いにも杞憂に終わりました。自分専用のベッドルームどころか、二段ベッドと勉強机が詰め込まれた小さい部屋を共用しなければならなくなった宇奈と真矢、日中は二段ベッドをお城に見たてて二人でお姫様ごっこに熱中し、夜には電気を消した後も上段と下段で、ひそひそくすくす、いつまでも話をしています。この寝る前の姉妹の会話、やはり自分たちが一番くつろげる言語になるのでしょう、初めはずっと英語でした。それが、引っ越しから2週間くらいしたころでしょうか、初めて日本語になりました。その晩は、私もなんだか嬉しくて、二人のこそこそ声にいつまでも耳を澄ましていました。
次なる心配は、近所での移動手段でした。カナダでは、一事が万事、車で簡単に済ませられますが、東京ではそうもいきません。電車に乗ってお出かけの時も駅までは徒歩、学校への行き帰りも食料品の買出しも徒歩、とにかく歩く機会が多いのです。しかも、ただ歩くだけでなく、ランドセルやら買い物袋やら重いものを持って、すぐ横をミラーすれすれで飛ばしていく乗用車、心もとなげに走っていくおじいちゃんおばあちゃんの自転車、道いっぱいにひろがって悠々と歩いていく中高生を巧みによけながら行かなければいけないのですから、並たいていのことではありません。エドモントンで散歩に行くと、10分もしないうちに「お母さん、つまんな~い」と文句を言う我が家の子に、日々の行脚がつとまるのかどうか、私には非常に心配でした。しかし、宇奈も真矢も、初めからまったく気にしていない様子で、元気についてきました。どうも、この活気のある東京の道の方が、エドモントンの閑散とした道より楽しいみたいなのです。生垣にくっついているセミのぬけがらや道に落ちているどんぐり、時折ディスプレーがかわる近所の帽子屋さんのショーウインドー、八百屋さんの店先で歩道まではみ出して所狭しと並んでいる野菜やくだもの等々、確かに日本の道は歩いていても目を飽きさせません。「お母さん、見て見て!」と声が弾む度に立ち止まってばかりいて、なかなか目的地につけないのはこまりものですが・・・。
毎日の「街中トレッキング」に加え、日本に来てから、宇奈・真矢が屋外で過ごす時間は格段に増えました。私たちが現在住んでいるアパートは、主人が勤める大学の一角にあるのですが、これがことに緑豊かなキャンパスで、さながら公園に隣接しているかのよう。宇奈も真矢も、帰ってくるとすぐに外へ飛び出していきます。日本に来てからあっという間に真っ黒に日焼けした宇奈が、虫かごをかかげ「あげは、ゲットぉ!」と声をあげる姿は、すっかり土着の日本の子供です。すぐに獲得した「暑いです」と「高いです」を別にすると語彙がなかなか増えない主人の日本語力を除けば、一家四人の日本生活はまずまず快調なスタートをきったとご報告して大丈夫なようです。
次回のテーマは「日本で学ぶ」です。子供たちの学校・幼稚園生活に焦点をあてて、レポートしたいと思います。
スクールニュース校正 大木早苗
編集 フェドロー 美恵子
英訳 マクレーン テリー