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Edmonton

Japanese

Community

School

コミュニティースクールニュース20079月号

 

THE ASSOCIATION OF METRO EDMONTON JAPANESE COMMUNITY SCHOOL

代表者 清水 聡(会長) 10636-148St, Edmonton, Edmonton, Alberta, T5N3H1  TEL: 452-6093

借用校舎 RICHARD SECORD SCHOOL 4025-117 St                       

URL: http:www.ualberta.ca/~tkin/MEJCS-index.htm



<会長からのメッセージ>

9月に入って目に見えて日が短くなり、朝晩も肌寒い季節になってきました。また、カナダの学校や、習い事なども始まり、何かと忙しい季節ですが、皆さん体調など崩さぬよう、お気をつけください。

さて、エドモントン補習校も2学期が始まりました。まず、1学期との変更点をお知らせします。今までは、補習校の図書室がありましたが、リチャードセコード校の事情により今学期より使えなくなり、リチャードセコード校の図書室の一角に、当補習校の図書スペースを設ける事になりました。子供用の本や、まんがなどをある程度おいておく事ができるので、今までどおり貸し出します。(大人用の小説や、ドラマなどのビデオは図書スペースの縮小により、学校内に保管しておく事ができないので、当分の間は、貸し出しできません。)不便をおかけしますが、皆さんのご理解とご協力をお願いします。

皆さんすでにご存知のとおり教室の配置が換わりました。また、教室を増やしたのと、お辞めになる先生がいらしたので、新たに3人の先生を採用しました。

·小学4年生のクラスを2クラスに分けました。1組は今まで通り片山先生に、2組は新しく池澤陽子先生にお願いすることになりました。

·小学22組の豊岡先生が、小さいお子さん二人のお世話のためお辞めになり、10月より新しく今野 光(こんの ひかり)先生にお願いすることになりました。

·幼稚科年長組の池田先生が引越しのためお辞めになり、10月より大野昌代先生にお願いする事になりました。

豊岡先生、池田先生今までどうも有り難うございました。池澤先生、今野先生、大野先生、これからどうぞよろしくお願いします。

 1学期にお話したとおり、役員会では予算について話し合っております。結果の出次第、皆さんにお知らせします。そのほか学校移転に関することなどや多くの問題が役員会にありますが、順次話し合い我々にとって好い結果になるよう努力してます。

11月には学芸会があり、先生方は、台本や演出、生徒は役の練習、父兄は、背景画や小道具などの作成、当日の楽屋裏の手配などと、毎年のこのビックイベントの準備も始まります。役員会や、学年会から、お手伝いをお願いするとおもいますが、そのときは、皆さん宜しくご協力ください。

会長 清水 聡                                       

<校長からのメッセージ>

 皆様、夏休みはいかがでしたでしょうか。生徒たちは、宿題やプロジェクト、いろいろなサマーキャンプ、旅行などでそれぞれに充実した時を過ごしたことと思います。二学期初日に、以前にも増して元気な生徒達の顔を見て、教師として「今学期も頑張らなくては」という気持ちをいっそう強くしました。日本から戻って来た生徒、新しい生徒が加わって、二学期は生徒数77名でスタートです。

 この夏休みには、私達教師、ほぼ全員にもしっかりと勉強する機会がありました。毎年、北米西部地区の補習校の間で持ち回りで開かれている教師研修会が、今年はエドモントンであったからです。シアトルとバンクーバーの大規模補習校から講師の先生3人と小規模補習校8校から教師23人が集まり、教授法や抱えている共通課題について熱心に話し合いました。ここで、「補習校の学習の特徴は、学校では新たなことを学ぶが、それを生徒に定着させるのは家庭の役割であること」が強調され、このことが印象に残りました。模擬授業を通じて作文指導についての講義も受け、とても参考になりました。また、他校の先生方とたくさんの情報交換ができて有意義でした。この研修会で得られたことを、これからの授業に反映させていきたいと思っております。

 9月7日には、カルガリーの岡本浩子先生に来ていただき、小1から中3までを対象に習字教室を開きました。二学期初日で少々あわただしかったのですが、全国書画展覧会の〆切が間近であったため、この日にしました。年に一回のことですが、生徒達は一生懸命取り組みました。「力作」はすべて展覧会へ送りました。来年1月頃に分かりますが、どのような結果になるか楽しみです。たくさんの保護者の方に習字道具を貸していただいたり、後かたづけを手伝っていただき、ありがとうございました。

 これから二学期の行事として、10月の各クラスの作品集発行、11月最終土曜日の学芸会、12月の個人面談があります。作品集は夏休みの日記や作文などを載せ、クラス単位で作るものです。一人一人の生徒の体験を知ることができますので、たいへん楽しみです。学芸会に向けての準備も進んでいると思います。すでに脚本ができ上がり、もう練習に入っているクラスもあるようです。10月には、劇で使う背景画や衣装その他の用意に取りかかりますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

 最後になりましたが、二学期初日から、借用しているリチャードセコード校から「教室をもっと丁寧に使って欲しい」と言われています。各クラスの学年代表の方に毎週の教室当番を決めていただいて、下校時には教室が授業前と全く同じであるかどうかを確かめていただくようお願いします。これから1年間、リチャードセコード校とはいい関係を保っていかなければいけません。教師と保護者が力を合わせてこの問題に対処していきましょう。

校長 常田いち子

 

<補習校サマーキャンプ2007

牛・うし・牛乳 わーい!!

 今年のサマーキャンプは、8月27~30日、EJCAセンターで行われました。3年生以上の高学年の今年のテーマは「牛・牛乳」でした。乳製品を使ったピザやマカロニチーズなどを調理実習し、昼食は自分たちでつくりました。また、牧場見学や乳搾り、チーズやバター、ヨーグルト作りなど体験を中心にした活動、ミルクをつかった「ミルクドリンク」レシピ作りなどにとりくみました。

 ミルクドリンクコンテストでは、小林宇奈さん作「ソーダ・ソーダおいしいソーダ」が優勝作品に選ばれました。おめでとう! 

 

 

 

ミルクドリンクコンテスト優勝レシピ
「ソーダ・ソーダ おいしいソーダ」

小林宇奈(小3)作

材料:

ミルク              100ml

コーク              105ml

スプライト       100ml

砂糖                 10ml

ソーダ              10ml

作り方:

材料をブレンダーで混ぜる

講師評:

牛乳とコーク、これが意外にいけます。

 

 

また、今年は高学年だけでなく、低学年、幼稚園もそれぞれキャンプを行い、どのクラスも成功裡に終わりました。

高学年サマーキャンプ担当講師 大場 恵子

 


<ヘリテージ祭ソーラン節>

 8月4日~6日のヘリテージ祭りで補習校の子供たちがソーラン節を踊りました。大好評でした。参加してくれたみんなは、4月から練習を重ねてきました。ソーラン節とっても素晴らしかったです。最高!!!

 

参加してくれたみなさん

 

 

3

ジェラード エマさん

ザバルスカ マリアさん

ザン ジムくん

1

ち しゅえてんさん

王 芸容さん

4

高橋 結さん

ジャクソン ジャスミンさん

山田 花鈴さん

2

山田 れなさん

1

王 ポプラくん

大人

劉 一鳴くん

高橋 尚子さん

山田 真理さん

長倉 由紀子先生

ジャクソン 好子さん

大場 恵子

大場 恵子

 

<阿波踊りワークショップのご案内>

 阿波踊りのグループは2005年に始まり、過去3年間栗本庭園の春祭り、ヘリテージ祭、エドモントン市や近隣の町などで阿波踊りを披露して来ました。阿波踊りは従来の日本舞踊とは異なり誰でも参加できる楽しい踊りです。軽い運動になり健康増進にも役立つでしょう。

 20072008年度は日本の徳島ご出身でエドモントンに短期滞在しておられる方に阿波踊りの基礎をみせていただいたりしながら、皆様と親交を深め楽しく運動にもなるようなワークショップを数回行なう計画をしています。1014日(日)の第1回の練習にどうぞご参加ください。ワークショップは引き続き11月、1月、2月の第二日曜日午前10時から12時を予定しています。

 はじめのワークショップを気に入っていただけたらその後のワークショップに参加していただき並びに1年間ご一緒に活動をしたいと思い、ご案内いたします。1回目のワークショップ後は「会」を設立し、会員制にする方針で有志が計画を作成中です。ワークショップ参加希望の方は1011までにエミコ・キノシタまで、電話かメールでご連絡ください。

 

日時:

 

1014日(日)

10:00am-12:00

場所:

EJCA会館

電話:

451-6196

(留守電ならメッセージを残してください)

メール:

emikino@telus.net

 

 

<日本語能力検定試験のお知らせ>

 今年より、アルバータ大学高円宮日本センター主催により、日本語能力検定試験がエドモントンで実施されることになりました。今までは、トロントかバンクーバーまで行かなければ受験できなかった能力試験が、今年から地元で気軽に受けられるようになります。日本語は「外国語」ではなくとも、学年が上がるに従って、難しい漢字や高度な語彙に苦労する補習校生徒にとっても、よい力試しの機会になるのではないかと思われます。試験の概要を下記しましたので、ご参照ください。さらに詳しい情報は、定期的に更新されるホームページの方で、追ってご確認ください。試験の申込締切は1012です。

 

日時:

2007122日(日) 9:30-14:30

場所:

アルバータ大学

受験級:

14 (2レベルを同日に受験することはできません)

対象:

日本語学習者

受験料:

60カナダドル

HP

http://www.ualberta.ca/~ptjc/PTJC/index.htm

連絡先:

Prince Takamado Japan Centre for Teaching & Research
ptjc@ualberta.ca

 


NHK学園高校の先生訪問

 914日の授業日に、NHK学園高校の先生2名が本校を見学にいらっしゃり、後日、その時の感想を送ってくださいました。本校の教室の様子がよくとらえられていますので、保護者の皆様にも読んでいただきたいと思い、掲載しました。

校長 常田いち子

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 先日はお忙しい中、また急なお願いにもかかわらずお時間をつくっていただき、誠にありがとうございました。非常に中身の濃い時間を過ごすことができました。直接お話をうかがったり、各クラスの様子、また子どもたちの学ぶ姿に触れたりすることが、現況を知るという意味でとても貴重なことでした。保護者の方や子どもたち自身の苦労、日本語教育に対する意識の強さなどを、短い時間の中でも実感いたしました。将来的に本学の教育が何らかの形でみなさんのご要望に応え、協力できないものかという意を強くしました。

 授業の様子は、各学年とも興味深いものでした。特に先生方がそれぞれのアイデアで、あの手この手を使って学習に向かわせ、理解させようというご努力が印象的でした。低・中学年では体の動きやゲーム的要素をうまく使って、楽しみながら学習されていましたね。余談ですが確か3年生の教科書だったか、「白いぼうし」という単元があって、私自身も30年ほど前に勉強した、記憶に残る文章です。小学校の教科書のことはあまり知りませんでしたが、定番なのでしょうか。大変懐かしく感じました。

 小6のクラスは2人でしたが、朗読の中に役割を与えて主体的に読ませるよう工夫されていました。擬音語、擬態語、興味を持ちやすいところかもしれませんね。英語ではどのように表現するのでしょうか

 中1クラスは、視聴覚教材を効果的に利用され、また扱う内容が時事的な話題、科学的な内容を含むものでした。単に日本語の勉強ということにとどまらず、他分野への関心を高め、知識を蓄えながら日本語を学ぶという実践であったと思います。日本語と幅広い範囲の学習の融合ですね。授業を実施するうえで大変参考になりました。

 中3クラスは最も長く見学させていただきましたが、想像していた以上のレベルで、個々の理解力も感じました。直喩、隠喩、擬人法など、結構難しいんではないかと思いましたが、みんなついていっていましたね。本学でも表現技法の基本的な内容について、詩、短歌、俳句などを使って学習しますが、かなり近い内容のことをやっています。作業させる中で感じたのは、みんな想像力があるということですね。難しさを感じながらも、頭を働かせ、自由な発想でそれをことばとして表現してみる、このことがよくできておおり、大事な実践なのだと思います。日本では(「本学の生徒は」というべきかどうか)、この想像力・表現力の部分が欠けていることが多いように思います。

 いずれのクラスも、日本語への関心を高め、楽しみながら学ぶということに注力され、少人数の利点を生かした授業展開がされていました。本学で現在行っている集中スクーリングの雰囲気にも近いものがあり、個人的にはよいヒント、刺激を受けたという思いです。本来ならもう少し詳細にお返事すべきところですが、ひとまず簡単に所感を述べさせていただきました。

NHK学園高等学校 国語科 中澤匠吾

<先生のコーナー>

 今月より、本校の先生の自己紹介&クラス紹介を掲載していきます。普段は、授業で教室に詰めていらっしゃるため、なかなかゆっくりお話できる機会のない先生方の生の声を聞かせていただけるコーナーです。これを機会に、休み時間にスタッフルームに先生がいらした時などに、積極的に声をかけ、お茶にお誘いしましょう。ますます保護者と先生の絆を深めていくのに役立てていただければ、と思います。

 

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年中組 浅野 志保(あさの しほ)先生

Software: Microsoft Office
 4月に年中組の担当になってからまだ4ヶ月。自分の中ではやっと少し余裕を持って授業ができるようになったかと思うこの頃です。私の成長ぶりは何とも言えませんが、子供達の成長ぶりは目を見張るものがあります。
 現地の学校も始まったせいか、子供達は、自分でやってみる、ひとりでできるという自信に満ちていて、4月の入学時とは全く違う子供たちのようです。これからは皆のこのやる気に答えて、人前でお話する機会を増やしたり、授業中いろいろとお手伝いをしてもらおうと考えています。例えば前回の授業では、私に代わって、あいうえおの歌に合わせ文字を指す係、あいさつをする係などをしてもらいました。子供達は率先してやってくれ、大変頼もしく思いました。今月からは新しいお友達も増えましたので、これからも他のお友達の前で、思いっきりお話ができる雰囲気を作るよう、日本語でいっぱい遊ぶ時間を持ち、楽しい学級にする事を心がけていきます。
 2学期は学芸会があるので、既に私がちょっと緊張していますが、子供達が助けてくれる事を期待して、頑張りたいと思います。
 

 


年長組 池田 伊津子(いけだ いつこ)先生

Software: Microsoft Office

今年の4月から大ベテラン井上先生の後を引き継いで、年長組の担任となりました池田伊津子と申します。6月まではライブラリーの一角が年長組のスペースだったので、生徒の騒ぎ声、私の叫び声けたたましく、皆さんにご迷惑をおかけしていたのではないかと思います。9月より教室を使用させてもらえる事になったので、これからは遠慮なく叫べる?(へへへ・・・)

年長組みでは小学1年生の授業に備えて3時間授業が始まり、ひらがなの練習や語彙を増やす事に重点を置きながらクラスを進めております。しかし、まだまだ遊び盛りのこの年齢で3時間授業に集中すると言うのは拷問? おトイレ休憩、ゲーム、手遊び、そしておやつの時間など沢山の息抜きを入れながら、なんとか長~い金曜の夜をこなしています。

(編集後記:池田先生は、転居のため、9月いっぱいでお辞めになります。10月から年長組を教えられる大野昌代先生からも、近いうちに自己紹介いただけますので、ご期待ください。)
 
<「おめでとう!」コーナーへの投稿のお願い>
「おめでとう!コーナー」は、補習校生徒ならびに
会員の学校外での活躍や業績を紹介し、称えていくコーナーです。コンテストで入賞した、所属しているスポーツチームで著しい活躍を遂げた、などなど、いいニュースを募集しています。自薦・他薦どちらでも結構ですので、小林までお知らせ下さい。
 

<授業日の変更>カレンダーにご記入ください。

 

2007

1026()

1025()

2008

229()

227()

 

321()

320()

 

66()

65()

 

613()

612()

 
<ニュースレターについて>
 ニュースレターへの記事の掲載をご希望の方は、担当の小林までご連絡下さい。投稿の締切りは毎月第三金曜日、発行は第四金曜日です。

1011月の当番>

 

105()

星、エイプデイル

1012()

増田、ザバルスカ

1019()

伊藤、岩川

1026()

マクレーン、井戸賀

112()

ミジャリ、プレス(Press

119()

ラヴォア、ゾーニアク(Zorniak

1116()

金、岡

1123()

大堀、マンゼィー(Munsey

1130()

川本、永田

 

当番の変更がありましたら、お早めにダンウォルドまでお知らせ下さい(437-3457)

 

 

 

 

 

 

                                    スクールニュース校正           ジャクソン 好子

                                    編集                                           小林