<会長からのメッセージ>
最近学校の使用が荒くなっていますので以下の基本事項を厳守するようにしてください。
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日本語学校使用出入り口は東側のみです厳守してください。
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入り口のドアは絶対に開け放しにしないでください。防犯のために大事です。
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学校内では上履きを使用のこと。
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学校出入り口付近は駐車禁止です。
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靴の中の砂は外で払ってから中に入るようにしてください。
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廊下は走らないこと。
ご存知の通り日本語学校はリチャード校との関係の上に成り立っております。日本語学校が今後とも続けられるようにご協力お願いいたします。
来る学芸会では昨年同様各学年の父兄がその学年を担当することとなります。9月の学年会にて決まった学年代表の指揮の元準備を進めていきます。内容、準備についてはすでに学芸会代表の元田さんより連絡があったと思いますが各学年の父兄の方はご協力をお願いいたします。みんなで楽しい学芸会にしていきましょう。
後援会会長 大沢 誠
<校長からのメッセージ>
9月号のニュースレターで日本から巡回指導の先生方がおみえになったと報告しました。ご指導いただいたことの中から特に私達が興味を持っているTeam Teachingについてお知らせします。
ご存知のように2年生は9月から生徒が11名になりました。幸い、2人の先生が教えられる体制になったので、11名の生徒が皆で勉強した方がよい事は皆で勉強し、小さいグループで学習した方がよい事は2つに分かれて勉強することになりました。新しい教育法でTeam Teachingという方法です。カナダではよく聞きますが、日本でも最近は1校に1人のTeam
Teachingの先生が配属されつつあるそうです。
やり方は、皆で勉強する時は原則として1人の先生が基本的に授業をすすめる人になり、他の1人が補助的指導者の役をします。補助的指導者の役割は授業の指導などが分からない生徒を手伝う、配慮事項を徹底させる、読みの補助をするなどです。少人数に分かれて指導をする時は、教師はそれぞれが授業を進める人になります。少人数に分かれる時は、学習法別、興味別、達成度別などで、その日のテーマによって生徒のグループが変わります。Team Teaching法のよいところは生徒はどこでつかえているのかなどを見つけて、児童理解がよくできる、どうしたら分かるようになるか工夫できる、個人に応じた指導ができる、余裕をもって教えられる、内容を補充できるなどが挙げられました。
それで2年生のクラスでは10月14日に、今まできっちり分けていた少人数のグループをテーマによって分けて学習してみました。中野先生も田端先生もとてもよく相談したり、準備したりして、よい協力体制が出来て、楽しく授業をすすめているという報告です。
将来学校では人数の多いクラスも出てくるので、このTeam Teaching法が一つの形として可能性があるようだったら、他の学級でも進めてみてもよいでしょう。又、同じ学年でなくても、中学生が時々皆一緒に勉強してみるTeam
Teachingもあるかもしれません。
校長 大木 早苗
<エドモントン補習校事務長の募集>
当補習校の運営全般に関する仕事を長期的に行っていただける方、事務長(スクール・マネージャー)を募集しています。
担当していただく仕事には、(1)エドモントン・スクール・ボードとの折衝、(2)日本領事館や文部科学省との折衝、(3)教科書や教材の確保に関する総括事務、(4)ボランティアと当番の管理、(5)授業料の徴収と名簿の管理、が含まれます。 ワーク・パーミットが必要です。 関心のある方は、大沢さんまでご連絡ください(TEL 432-3146; Eメール gakko@telus.net)。
後援会副会長 大場 真人
<授業日の変更>
11月4日(金)の授業は11月3日(木)に繰り上がります。更に、翌週の11月11日(金)の授業もRemembrance Dayのため、10日(木)に変更になります。
<学芸会のお知らせ>
学芸会は11月26日、スクール・ジムで行われます。生徒達はたいへん張り切っていて、もうすでに脚本の読み合わせを始めているクラスもあります。各クラスで必要な背景画、大道具、小道具などは各クラスの保護者の方々に準備していただくことになっています。当日はもちろん、準備段階においても多数の保護者の方々にぜひ協力していただきたいと思います。また、学芸会終了後にポットラックを行う予定ですので、こちらの方にもご協力をお願いします。
学芸会担当 常田 いち子
<図書からのお知らせ>
今年も学校の図書購入の予算で生徒のために新しい本が購入できることになりました。購入にあたり父母の皆様のご意見、ご要望を伺いたいと思います。これは子ども達に読ませたい、又は子ども自身が読みたいというような本がおありでしたら、図書係の清水までお知らせください。購入した本についてはリストして皆様にお知らせいたします。
図書係 清水 理予子
<お礼>
光久様より学校へ折り紙と千代紙の寄付を頂きました。折り紙は低学年と幼稚科で使っています。ありがとうございました。
<11月・12月の当番>
<父母のコーナー>
先月号に引き続き、小林麗さんご一家の日本滞在リポートをお届けします。
「国立だより」その2 小林麗
東京は爽やかな秋まっただなか、金木犀の甘い香りが辺りを満たしています。我が家の日本滞在も、折り返し点を回り、残り3ヶ月をきりました。
さて、今日は「日本で学ぶ」をテーマに、地元の公立小学校1年生に編入した宇奈と、おなじく地元の幼稚園年中組に入った真矢の様子をレポートさせていただきます。まず宇奈です。カナダでは「人見知り」とか「遠慮」という言葉とは縁なく生きてきた宇奈ですが、初めはさすがに緊張したのか、比較的おとなしくしていたようです。最近小さくなってきたとはいえ、日本の小学校ではまだ一クラスに30人以上生徒がいます。この大クラスが、不思議なことに、よく統率がとれているのです。授業参観でも、先生が矢継ぎばやに繰り出す指示に、生徒がほとんど反射的についていく、という光景をよく目にしました。「はい」の前に「どうして」が出る宇奈は、納得がいってからでないと動けない不器用な性格のため、どうもこのペースについていけず戸惑っているようでした。はたでやきもき見ている母親の私にすれば、とりあえず言う通りにしておいて、後で考えればいいじゃない、と思うのですが、これは性格や考え方の違いであって、本人が一番いいアプローチを模索していくしかないのかもしれません。
興味深いことに、この日本の教育の場での、「スピード指導」と「集団行動の魔力」が、真矢の引っ込み思案の改善には効果をあげています。カナダでは大グループの中に入ると凍りついていた真矢が、こちらに来てからは、お遊戯にも歌にも積極的に参加しています。まず立ち止まって考えたい宇奈には速すぎる日本の授業ペースが、真矢にとっては、考えているうちに恥ずかしくなってしまう余分な時間を与えないのでしょう。周りの友達がどんどん動いていくその雰囲気に呑まれて、気がつくと自分も体を動かしている・・・動かしてみれば、けっこう楽しいし、その上ほめてもらえる・・・じゃ、もっとがんばってやってみよう・・・といった好循環が生まれているようです。日本の学校だとやや精彩を欠いているように見える宇奈とは対照的に、真矢は生き生き楽しく幼稚園に通っています。向き不向きがよく見えておもしろいものだなぁと、他人事のように眺めていますが、これもあとわずかでカナダに帰るとわかっているからで、もっと長期の滞在であれば、やはり悩みの種になるのでしょうね。
日本語に関して言うならば、これはもう本当に日本語学校のおかげで、友達のお母さんたちに「えっ?カナダ生まれのカナダ育ちなんですか?」とびっくりされるくらい、初めから問題なくすんなり学校/幼稚園生活に入っていくことができました。特に、宇奈は、エドモントンでも同じ国語教科書を使っていて内容をよく知っていたことが、当初の自信につながっていたように思います。それどころか、エドモントンで学習済みの漢字やカタカナを、日本の学校ではまだ勉強していないからという理由でまだ使わないように言われて、ちょっと不満げだったくらいです。外国にいながらにして日本の子供と同じレベルで勉強しなければならない大変さはありますが、やはり国語の教科書を使ってがんばっていくことの大切さをあらためて感じました。
子供たちは、生の日本語もどんどん吸収中です。学校が始まったらすぐ、自分のことを「宇奈ちゃん」と呼ぶのをやめた宇奈。「あら、ちょっと気取って『わたし』なんて言っているわ」と思っていたら、「あたし」になり、はじめはややためらい気味に、やがてめきめき自信をつけて自分のことを「うち」と呼ぶようになりました。(いまどきの小学生女子の間で圧倒的に多く使われている一人称です。これは東京だけかな?)真矢は真矢で、日本の幼稚園の女の子の話し方によく見られる甘えんぼさん風の語り口を修得し、「あのね♡ママ♡今日ね♡幼稚園でね♡ゆっタンとね・・・」と語尾にハートをつけまくりながら、その日の出来事を教えてくれます。私は「お母さん」のはずだったんだけど、と思いながらもなんだかほほえましく、黙って耳を傾けています。
次回は「日本で食べる」をテーマに、日本での新しい食との出会い、子供たちのお弁当/給食体験、ベジタリアンの主人の苦労などをレポートしていきます。
スクールニュース校正 大木早苗
編集 フェドロー 美恵子
英訳 マクレーン テリー