Metro

Edmonton

Japanese

Community

School

コミュニティースクールニュース200711月号

 

THE ASSOCIATION OF METRO EDMONTON JAPANESE COMMUNITY SCHOOL

代表者 清水 聡(会長) 10636-148St, Edmonton, Edmonton, Alberta, T5N3H1  TEL: 452-6093

借用校舎 RICHARD SECORD SCHOOL 4025-117 St                       

URL: http:www.ualberta.ca/~tkin/MEJCS-index.htm



<会長からのメッセージ>

 朝、窓の外を眺めると、うっすらと庭に雪がのっていたり、外に止めた車に霜が降りていたり、そろそろ冬本番ですね、道路も滑りやすくなってきました。日本語学校の行き帰りなど、車の運転には十分お気をつけください。

 さて、今回は父兄、生徒がどのように日本語学校に関わっていくか、を書いてみたいと思います。最近、日本語学校内でよく起きているトラブルがトイレでのいたずらです。砂が便器の中にいれてあったり、便座にガムがつけてあったり、トイレットペーパーが山ほど便器に突っ込まれていたりと、わざとやったとしか思えないいたずらが続いていました。

 夏場は、リチャードセコード校の出入り口付近の砂、教室内では各教室の中にある備品が動かされている、そのほか、廊下を走り回っていたり、授業をしている教室の前で騒いでいたり、毎週毎週いろいろな苦情やトラブルを聞きます。実際、僕も含めて、大人たちがそこに居るのに、目に余るほど騒いでいる子供たちもいます。

 こういう時皆さんはどうされますか?知らない子なので知らん顔していますか?自分の子が混じっていた場合は自分の子だけ叱りますか?

 こういう時こそ、我々大人がきちんと叱らなければいけないと思うのです。自分の子供だろうが、よそ様の子供だろうが、みんな補習校の生徒なのですから、あの子、この子と区別せず、悪い事をしたらそばにいる大人たちがきちんと叱らなければいけない、昔、日本の町内のご近所の大人たちは家族同士良く知っていて、どこの家の子供でも関係なく、悪い事をしたら叱り、よい事をしたらほめていました。我が補習校もエドモントン市の中では小さなコミュニティーですので、この町内会みたいにみんなで助け合って生徒を見守っていけたらいいと思っています。

 はなしは変わりますが、父兄の方から最近どのように子供たちの日本語学習に関わっていけばよいのか分からない、先生方からは、父兄がどこまで生徒の学習をいっしょにやっているのかわからない、というような話を聞きました。

 本校は金曜夜三時間だけしか授業がありません。しかも生徒は普段カナダの学校に通っているので、日本語を日本のようなきちんとしたプログラムで学ぶ機会はこの三時間しかありません。しかし、週一回三時間では日本語を学ぶには少なすぎます。お恥ずかしい話で恐縮ですが、補習校に通い始めの頃は、「ここに連れてきていれば日本語はキープできるだろう」、と考えていましたが、そんな事は幻想だ、日本語をキープするには親の努力と忍耐が不可欠なのだ、思うようになりました。週一回の先生による授業をベースに一週間かけて、親子で復習をやり、予習をする。漢字のかきとりをし、いっしょに宿題を考える・・・。

 普段から日本語で話すよう心がけて、間違った日本語は正しい言い回しに直す、など親の負担もかなりありますが、週一回の学校の授業だけで日本語を習得する事は難しいので、先生と協力して、学校と家庭、先生と父兄の連携が大切なのだと思います。

 ある卒業生の父兄の方がこのような事をおっしゃってました。「子供達の日本語学校卒業は、親たちの卒業でもあるんです。」また、卒業した生徒は「泣いたり、喚いたりしたけど、それでもなだめたり、叱ったりして無理やりでも日本語学校に通わせてくれた親に感謝しています」と話してくれました。

 エドモントン補習校は30年前に日系の有志の方々が集まり、子供たちに日本語を学ぶ事のできる場を作るために立ち上げた「父兄による、こどもたちの為の補習校」だったのです。30年たった今、我が校を取り巻く環境やいろいろな状況は変わっていますが、「父兄による、こどもたちの為の補習校」という姿勢は変わっていません。昔も今も、父兄の皆さんのボランティア精神や、努力が、我が補習校の原動力となっているのです。

会長 清水 聡                                      

 

 

 

<校長からのメッセージ>

 このところ穏やかな天気が続いているおかげで通学が楽にでき、とても助かっています。ただ、大学からリチャード・セコード校方面に向かってLRT敷設の大工事が行われているため、学校が始まる頃にはたいへんな交通渋滞が起こるようです。そのため遅刻が多いようですので、できるだけ早めに出かけるようお願いしたいと思います。

さて、今学期最大の学校行事は、何と言っても学芸会です。現在、どのクラスも最後のつめの段階にありますが、本番に至るまでのプロセス全体を通して、生徒たちが達成感を味わえる、そんな学芸会であって欲しいと望んでいます。今年はどのような学芸会になるのでしょうか?楽しみですね。

 先月末、各クラスの作品集が完成しました。主に夏休みの体験が綴られていますが、生徒たちが家族や友達と一緒に楽しく過ごせたことがよく分かります。どの作品にも生徒の個性が出ていると思いました。クラス毎の作品集を一部ずつ図書に置いてありますので、ぜひご覧ください。

12月には個人面談が行われます。これは、来年の4月に生徒が進級できるかどうかについて、担任と保護者が話し合うものです。本校の進級には基準があります。きちんと授業参加(授業で教師の指示が理解できる、教科書を音読して理解できる等)ができているかどうか、宿題を毎週提出しているかどうか、漢字テストや単元テスト等で合格点がとれているかどうかが問われます。この段階では、1学期と2学期の成績に基づいて話し合われますが、基準に達していれば、進級可能ということになります。

 毎年入学時に申し上げているように、生徒が本校での授業についていくためには、ご家庭での指導が必要不可欠です。普段から日本語で会話することは勿論ですが、低学年のレベルでは保護者が付きっきりで宿題をみたり、日本語の本の読み聞かせをしたりすることも大事です。その積み重ねがあれば、たいていの場合、進級できます。

 しかしながら、諸々の事情でなかなか以上のことができないというご家庭もあるようで、これはたいへん深刻な問題です。なぜなら、日本語補習校は、「学校では新しいことを教えるが、それを生徒に練習させ、定着させるのは家庭」であり、「保護者は家庭での教師」であることを前提に成り立っているところだからです。これらの点が各家庭に理解されていない場合があると、8月の補習校教師研修会でも話題となりました。この前提をしっかりご理解いただきたいと思います。そして、普段の家庭学習の見直しが必要な場合には、ぜひ改善していただきたいと思います。そのためのご相談にはいつでも応じますので、担任または私にお知らせください。

 生徒がなかなか目標に到達できない場合、本校では同じ学年をもう一度繰り返すことができます。生徒が無理に進級するよりは、「ゆっくりコース」を選択してより着実な学習を続けた方が本人のためになるからです。

 個人面談の際には、保護者の皆様と率直に話し合いたいと思っています。ご質問などありましたら、いつでもご連絡ください。

校長 常田いち子

 

 


<国語辞典・ノートの販売>

 

新レインボー小学国語辞典(学研)

23.00

(在庫6冊)

国語ノート(低、中、高学年用)

2.00

漢字ノート

1.00

 

以上を図書で販売しています。必要な方は、図書係のロペスさんにお話しください。

 

 

<役員会議事録の閲覧>

 役員会の議事録を閲覧できるようにしました。20064月の議事録から、黒いバインダーにいれて、図書においてあります。貸し出しはできませんが、興味のある方は、図書の方で、ご自由にご閲覧ください。

役員会

 

<先生のコーナー>

 9月より、本校の先生の自己紹介&クラス紹介を掲載しています。普段は、授業で教室に詰めていらっしゃるため、なかなかゆっくりお話できる機会のない先生方の生の声を聞かせていただけるコーナーです。これを機会に、休み時間にスタッフルームに先生がいらした時などに、積極的に声をかけ、お茶にお誘いしましょう。ますます保護者と先生の絆を深めていくのに役立てていただければ、と思います。

 

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1 山田 眞理(やまだ まり)先生

Software: Microsoft Office

 日本語学校とは娘達が通い始めた7年前からのお付き合いになります。子供たちが授業を受けている間、スタッフルームで暇そうにお喋りに花を咲かせていたのが目に留まったのか、教師へのお誘いがかかったのが3年前。低学年を教えていて楽しみなことは、教え子の成長ぶりをその後数年間見ることができるということです。これまで年中組と小学一年生と教えてきましたが、今後の目標は小学6年生までの全学年を教えることです。自分の国語の勉強になりますから!

3 近藤 玲(こんどう れい)先生

Software: Microsoft Office

 こんにちは。今年の4月に小学三年生の担任になりました近藤玲と申します。日本語学校には小学一年生の娘が3歳の時からプレイスクールでお世話になり始め、早いもので4年が経ちました。二人の子供がやっと手から離れ???、先生として恩返しをさせていただいています。とは言うものの、主婦の私に、先生という仕事を与えていただき、日々成長していけることを感謝しています。

 忘れもしない中学三年生。社会の先生に「お前みたいなやつが先生になってくれたらなあ。」と言われました。当時の私は、「生意気な生徒達と接するなんてやってられない、絶対先生にはなりたくない。」と子供ながらに思いました。私が生意気だったんです。そして、またまた高校三年の冬。大学受験の願書先を決めるときでした。これも社会(世界史)の先生に、「お前は先生になれ。教育学部を受けろ。」と言われました。が、あまり悩まず、教育学部を受けることはありませんでした。それにしても、私のどこを見て、どう思ったのか、社会の先生ってすごいですね。今更ですが、私、すごく生徒に教えるのは大好きです。

 まだ、いろいろ試行錯誤中ですが、今回より次回、今年より来年と、生徒達が日本語を好きになってくれる授業を心がけていきたいです。ベテランのお母様、お父様方、これからもご指導のほど、よろしくお願いいたします。

 
<「おめでとう!」コーナー>
2田端先生クラス)の元田(ロバートソン)怜くんが、現地小学校ハロウィーン創作物語(詩)/パンプキン彫り物コンテストにて、優秀5作品に選ばれました。怜くん、おめでとう!
 
<「おめでとう!」コーナーへの投稿のお願い>
「おめでとう!コーナー」は、補習校生徒ならびに
会員の学校外での活躍や業績を紹介し、称えていくコーナーです。コンテストで入賞した、所属しているスポーツチームで著しい活躍を遂げた、などなど、いいニュースを募集しています。自薦・他薦どちらでも結構ですので、小林までお知らせ下さい。
<ニュースレターについて>
 ニュースレターへの記事の掲載をご希望の方は、担当の渡辺(ご注意ください、「小林」から変わりました)までご連絡下さい。投稿の締切りは毎月第三金曜日、発行は第四金曜日です。
 

 

1212月の当番>

 

1130()

滝田、永田

127()

山本(千)、高

1214()

大堀、池本

1221()

フランキウィズ、ゾーニアック

111()

ヴァン、稲毛

118()

植林、丁

125()

フェドロー、山本(奈)

21()

ヒューストン、マンゼィー

28()

伊藤、根本

215()

星、ザバルスカ

222()

ミジャリ、中津

227()

スワロー、プレス

 

当番の変更がありましたら、お早めにダンウォルドまでお知らせ下さい(437-3457)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                    スクールニュース校正           ジャクソン 好子

                                    編集                                           小林