2011.01.27改訂

 

避難訓練について その二

ロックダウンについて

 

Edmonton Public School Boardでは、六種類の避難訓練パターンがあります。

 

1.火災 (外への避難)

2.不審者侵入 (ロックダウン)

3.竜巻 (竜巻対策のロックダウン)

4.校外の危険ガス (ロックダウン)

5.自殺を図ろうとするなどの生徒、スタッフによる感情的な危機(場合によってはロックダウン)

6.爆弾脅迫 (場合によってロックダウン、もしくは外への避難)

 

このうち、2から6まではロックダウンとよばれる方法での緊急避難になります。

今回は、そのロックダウンの訓練についてです。

 

エドモントン補習校では、登校してきたときは玄関でチェックを受けて校内に入ってきていますし、授業時間内は、玄関はかぎがかかった状態でいます。またその時間帯に入ってくるときはインターホーンで呼び出してはいることとなっています。外部から不審者が入ってこないようにしっかりとした体制を役員会、当番の方に取っていただいています。しかしながら万が一の時に備えロックダウンの仕方を以下の様に定めます。

 

危険な不審侵入者を発見したり等、上記の2から6の異常に最初に気付いた人は、911に通報して下さい。それと同時に後援会会長、もしくは担当役員に通知して下さい。後援会会長、もしくは所定の該当者により『ロックダウン』がコールされます。コールは校内放送でなされるのが最適です(「ロックダウン、ロックダウン、ロックダウン」と3回コールされます)が、それができない場合以下の方法も考えられます。

 

1.            ハンドベル

2.            各教室での電話、もしくは口頭での伝達携帯電話での伝達。

3.            セキュリティーアラーム

 

ロックダウンがコールされると同時に、携帯電話は即時にマナーモードに切り替えて下さい。学校では常時マナーモードにしておくのが望ましいです。

基本行動は、教室内に閉じこもり、電気を消し、解除の知らせがあるまで静かに待つということです。しかしながら、教室によっては安全性が確保されていないところもあります。そのような場所にいる人たちは素早く教室移動をしなければなりません。以下を参照してください。

 

★ロックダウン時の避難行動について

 

 以下をよく読んで、教師、役員会の指示に従って行動してください。

 

教師達の行動

 

1.ロックダウンの知らせがあったら生徒に移動する先(ドア側の壁側)を素早く指図する。

2.ドアをいったん開け、辺りを素早く確認する(約20秒程)。トイレから帰ってくる生徒などがいたら、自分のクラス、そうでないにかかわらず教室に入れる。

3.ドアがロックされていることを確認して閉める。(普段はドアノブをロック状態にして開けたままにしておく。)ドア、窓のカーテンを下ろす。

4.生徒たちを、ドア側の壁で、かつドアから離れた位置に座らせて、電気を消す。その際、パソコンやプロジェクターなど全ての明かりも消す。

5.生徒のそばに座り、生徒の気持ちを落ち着かせながら、静かに待つ。

6.携帯電話は、受信のみに使用すること。誰にも自分からかけない。

7.「オールクリア」というアナウンスが三回、もしくは補習校のハンドベルが鳴る、もしくは、携帯電話に会長か担当者から連絡があったら、電気をつけドアを開ける。生徒も席に戻す。

 

生徒達の行動

 

1.      担任の指示に従いドアがある側の壁に急いで移動する。

   教室の外に出ない。  

2.      ドアから離れてドア側の壁を背にして座る。しゃべらない。

3.      担任の先生の指示があるまで静かに待つ。

 

保護者達の行動

1.周りにいる子どもを連れて、クラスが行われている最寄りの教室、スタッフルーム、体育館などに速やかに入り、静かに待つ。

2.教師、役員の指示に従う。教師、役員が一緒に居ない場合は、主体的に適切に行動する。

 

 

体育館内での行動(プリスクール)

1.ロックダウンの知らせがあったら体育館内の子どもを連れて、体育館後方の、Medical Roomに入る。

2.体育館内に残っている人がいないことを確認し、そのドアにカギがかかっていることを確認して、ドアを閉め電気を消す。

3.ロックダウン解除の知らせがあるまで静かに待つ。

 

スタッフルームでの行動

1.ロックダウンの知らせがあったらスタッフルームの入り口付近にいる人、もしくは役員会のメンバーはすぐ外の廊下等を確認、生徒や関係者がいたらすぐにスタッフルームに入れる。

2.ドアにカギがかかっていることを確認し、ドアを閉める。

3.スタッフルーム内では、役員会のメンバーの指示に従う。

4.スタッフルームの電気を消す。人数が少なければ、ストレージルームに入り、ドアを閉め、電気を消す。人数が多ければ、壁側に背をつけ座って静かに待つ。

 

図書室での行動

 1.ロックダウンの知らせがあったら小6の教室にはいる。

 2.小6担任の指示に従い、ロックダウン解除の知らせがあるまで静かに待つ。

 

事務室での行動

1.ロックダウンの知らせがあったら、外の廊下を確認。生徒や関係者がいた

らすぐに中に入れる。事務室のドアにカギがかかっていることを確認して、  

ドアを閉め電気を消す。

2.ロックダウンの解除の知らせがあるまで静かに待つ。

 

 

休み時間内でのロックダウン

 

1.      学校内にいる場合

クラスが行われている最寄の教室に速やかに入ること。また体育館内にいる場合は、上記の体育館内での行動を参照すること。

 

2.      外にいる場合

スーパービジョンの当番もしくは役員がロックダウンに気付いたら、子ど

もたちを連れて、火災訓練の時の避難場所(校舎北側の敷地)まで、移動す

る。校内には戻らないこと。また駐車場にも行かない。

 

 

保護者の皆様は、必ずおうちでお子様と上記についてお話をされてください。そして、これは、あくまでも万が一のためのときの訓練であって、通常生活においては、補習校は安全で楽しいところであることもあわせてお話されてください。

 

エドモントン補習校 校長 坂口 宗