入園・入学・編入の決まりと手続き

 

 

 

 私達の学校は、コミュニティ・スクールという名称に表れているように、自分達の子供に日本語を教えたいと望んだ父母が集まって後援会・会則を作り、又自ら役員・教師となって日本語教育と国語の基礎教育を続けております。

 

 

 

<学校の沿革と組織>

 

当校は1977年4月に開校しました。日本の海外子女教育振興財団から補習授業校として認可されており、又カナダでは、非営利特殊学校法人として認可されています。生徒の父母によって構成されているエドモントン地区日本人コミュニティ・スクール後援会が学校を運営しています。従ってお子様が入学されると同時に後援会会員となり、運営の一端を担って頂く事になります。

 

具体的には、後援会総会で選出された会長・副会長・会計・書記及び数名の評議員からなる役員会が学校の運営にあたり、校長と教師からなる教師会が役員と連絡をとりながら、生徒の教育にあたります。

 

現在、幼稚科年中組と年長組、小学1年から6年、中学1年から3年の生徒が学んでいます。これらの学級では、在留邦人の子女も永住者の子女も一緒に勉強しています。入学・編入及び進級に関しては、以下の様な原則に基づいています。

 

1.     入学に際しては、当該年度の4月1日現在、幼稚科年中組は4歳、幼稚科年中組は5歳に達していること、小学1年については6歳に達していることが必要である。

 

2.     小学1年から中学までは、海外子女教育振興財団で指定された教科書を中心に指導する。

 

3.     入学・編入時には、先生の日本語を理解し、指示に従え、日本語で必要な意志表示ができることが必要である。

 

4.     生徒はその日本語の学力に応じた学級で学ぶことができる。

 

5.     生徒の学力は校長及び教師会が判定し、適切な学級を推薦する。入学、編入に際しては、原則として、面接及び簡単なテストを実施する。進級に関しては、試験結果、学習状態等を総合的に勘案して判定する。

 

6.     生徒は校長及び教師会の推薦する学級で学ぶことを基本とする。但し、特別の事情がある場合は父母(生徒が成人の場合は生徒本人)の責任において希望する学年への編入、進級或は留年することができる。役員会はこれを承認する。

 

7.     役員会は、学年途中においても、父母又は生徒本人より学年変更の申し入れがあった場合は、これを協議・決定する。

 

8.     各学年毎の到達目標について生徒、父母ともに良く理解し、その目標達成に向けて努力する。

 

9.     授業を受けるのに十分なしつけができている。

 

10.                新年度から入園・入学を希望されているお子様には3月に体験入園・入学がある。

 

11.                進級については、12月中旬に担任教師と進級に関する面談会を行う。学力判定がなされた時点で、校長及び教師会が留年を勧める生徒及び希望する者は2月末までに4者(生徒、父母、校長、担任教師)の面談会を持ち、生徒にとって最も適切な選択ができるよう話し合う。

 

 

 

<父母の役割>

 

当校の生徒の父母であり、又後援会会員になられた方には、以下の点で協力をお願いいたします。

 

1.     家庭では可能なかぎり日本語で話し、日常、日本語力の養成に努力する。

 

2.     宿題は毎回完了させるよう指導する。

 

3.     授業日には、父母2名が当番として校内の管理に当る。当番に当った者は、決められた任務(当番のマニュアル参照)を行う。但し、成人生徒は当番を免除される場合もある。

 

4.     それぞれの特技を生かして、学校の運営に協力する。

 

 

 

 校舎はエドモントン公立学校教育委員会から借りています。私達の学校の規模に見合って教室数や設備を備えた学校はエドモントン市内には非常に少なく、リチャードセコード小学校のような設備の整った学校を借りていられるのは幸いなことです。リチャードセコード校に迷惑をかけず、長く、快く貸してもらえるための配慮が必要です。

 

 お子様とも話し合われて不都合な事が起らないようにご注意下さい。又、何かあった時は、担任・校長・役員へご連絡下さい。特に気をつけて頂きたいことは、次の点です。

 

1.     担任のいない時には、教室に入らない。

 

2.     学校に置いてあるものにさわらない、動かさない、こわさない、家に持って帰らない。

 

3.     机にいたずら書きをしない。

 

4.     校内をよごさない、ちらかさない(下履きのまま入ったり、お手洗いを汚したりしない)。

 

5.     廊下では、走ったりボール投げをしたりしない。

 

6.     忘れ物をしない。

 

 

 

<学校>

 

リチャードセコード校

 

Richard Secord School

 

4025-117 Street, Edmonton, Alberta T6J 1T4

 

 

 

<授業日>

 

 エドモントン市内の公立小学校が開いている期間の金曜日(事情により曜日が変更されることがあります)。

 

 

 

<授業時間>

 

 5時45分から8時45分まで。5時40分までには登校して下さい。又、9時を過ぎても迎えのない場合は役員の判断で処置します。

 

幼稚科年中組の授業は前半クラスが5時45分から7時5分まで、後半クラスが7時25分から8時45分までです。

 

 

 

<学校に持ってくる物>

¥   文房具(特に鉛筆は削ってある物を十分持たせてください)

¥   教科書(日本から来る場合、出国に際し、海外子女教育振興財団から教科書をもらってきてください)

¥   帳面(日本の帳面は図書室で買うことができます)

¥   カバン(大きめのもの)

¥   上ばき

 

その他担任から持参するよう指示されたもの

 

 

 

<入学編入手続き・授業料>

 

 校長もしくはその代理の者がお子様とお目にかかって学校の説明を致します。会則・校則をよく理解し、日本語学校設立の趣旨にご賛同いただけましたら、校長に入学編入希望の旨を伝え、以下の手続きをして下さい。尚、学級編成の便宜上、幼稚科への入園あるいは、小学部・中学部への編入に際しては、原則として面接および簡単なテストをします。

 

1.    後援会入会申込書に必要事項を記入し、1年度分の会費30ドルを納入して下さい(但し教職員以外の、一般会員、及び当番のできない成人生徒会員の後援会費、年50ドルです)。

 

2.     入学申込書・在籍簿に必要事項を記入し。当該年度分の授業料を前納していただきます。授業料は月額40ドルです(幼稚科年中組は20ドル)。

 

3.     役員会の承認を経て、正式に入会・入学が決まります。編入生は担任に紹介された後、その日、又は、その翌週から授業を受けられます。

 

4.     休・退学される場合には、事前にその旨を書面にて校長まで申し出て下さい(休・退学届け)。

 

 

 

戻る